G&U技術広報誌vol.14

35 2025 vol.14 G&U 理業務という、計画した日進量を確実に遂行 できることになります。 今後はウォーターPPPのように民間業者に 委託する自治体が増えてくると思われますが、 そうなると住民苦情の削減や、業務の効率化 はより重要なポイントになってきます。そう した動向も踏まえて、この次世代型が面的に 広がっていけば、維持管理業務の向上に寄与 できるものと考えています。 ――ありがとうございました。 取材に対応していただいた次世代型高品位グラウンドマ ンホール推進協会の橋本徹氏(右)と石田康平氏 30,000 25,000 26,400万円 13,200万円 20,000 15,000 10,000 5,000 0 0 15 30 45 60 75 経過年数[年] 従来型マンホール蓋での改築 2024 年版次世代型マンホール蓋での改築 表2 高負荷環境における改築費用 政令市A市における算出の結果、従来型と比較して 60 年間で 13,200 万円の削減効果 表1 高負荷環境に該当するマンホール蓋の割合 台帳データをもとに蓋のリスクを分類。「スリップ」は道路情報から交差点の蓋の数。「開放性」は交通量の多い道路の蓋、 「腐食」は、合流管接続箇所、「内圧」は管径が大きいところ ヒアリング実施自治体における 高負荷環境 合計 高負荷環境 スリップ 開放性 腐食 内圧 合計 構成比 政令市A市 中心部 数量 335 26 20 48 71 138 41% 住宅地域 数量 329 16 8 8 1 29 9% 合計 664 42 28 56 72 167 25% 中核市B市 住宅地域 数量 327 13 8 70 4 87 27% 合 計 数量 991 55 36 126 76 254 26% 構成比 100% 6% 4% 13% 8% 26% — 更なる長寿命化を実現した新次世代型マンホール蓋 改 良 工事 費 ﹇ 万 円﹈

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