G&U技術広報誌vol.14

27 2025 vol.14 G&U 耐久性向上と防食 次世代型マンホール蓋の性能規定 ル蓋の維持管理や更新について、多くの自治 体から「更新が進まない」「維持管理に苦労し ている」といった声が聞かれました。アンケ ートに答えていない自治体も同様の課題を抱 えていることが想定されます。 今回、再定義した次世代型マンホール蓋を 使うことで、30年という長期の耐用年数が確 保でき、改築事業費の低減や自治体職員の負 荷軽減という効果が期待できます。財政状況 が厳しい中ではあると思いますが、マンホー ル蓋の更新にあたっては、ぜひ今回のマニュ アルを参考にしていただきながら、次世代型 マンホール蓋を積極的に採用いただけますと 嬉しいです。 メーカーに話を聞くと、次世代型マンホー ル蓋と現状の蓋を比べたとき、初期費用はほ とんど変わらないとのことでした。費用は同 じで、従前の2倍長持ちするわけですから、 これを使わない手はないと思います。 下水道機構としては、令和6年6月のマニ ュアル発刊以降、すでに説明会を開催するな ど内容の周知に努めているところですが、今 後もさまざまな場面を通じて次世代マンホー ル蓋をPRしていければと考えています。 ――ありがとうございました。 P R O F I L E【いずみたに・のぶお】 平成5年4月 東京都入庁 平成23年4月 下水道局 第二基幹施設再構築事務所設計課長 平成25年4月 下水道局 第一基幹施設再構築事務所工事第二課長 平成27年4月 下水道局 北部下水道事務所再構築推進課長 平成28年7月 日本下水道事業団派遣(東日本設計センター土木設計課長) 平成29年8月 下水道局 流域下水道本部技術部工事課長 平成31年4月 下水道局 建設部土木設計課長 令和3年4月 下水道局 建設部工務課長 令和4年4月 下水道局 施設管理部管路管理課長 令和5年4月より現職(日本下水道新技術機構派遣(研究第二部長))

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