G&U技術広報誌vol.12 「インフラメンテナンスを変えるDXの波」

3 2022 vol.12 G&U 3D技術でリアリティを 追求した鋳物づくり 精緻で細密な形状のモデルを、砂型を使う鋳 造でどこまで忠実に再現できるのか――。その 技術的な検証を行うため、かつてHinoLab Mが 試作に挑んだのが右写真のブックエンドです。 シャープな直線とコーナー部の曲線で構成され るL字の台座部分と、その側面にレリーフ状に 埋め込まれたアンモナイト。土の質感を模した 周囲のテクスチャが、まるで発掘現場に姿を覗 かせた古代化石を思わせるリアリティを醸して います。この造形美に満ちたブックエンドの制 作を、3Dスキャナや3Dプリンタなどの先進技 術が支えました。今回はブックエンドができ上 がるまでのプロセスを追ってみました。 ▼3Dプリンタで出力した樹脂型

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