G&U技術広報誌vol.12 「インフラメンテナンスを変えるDXの波」

19 2022 vol.12 G&U ム標準仕様(案)・導入の手引き」を改定し、「Ver.5」 として発刊しました。 電子化メリットや維持管理情報の項目を記載 MH蓋の施設情報項目は13項目と大幅拡充 ――手引きの改定内容について教えてください。 下水道管路の維持管理情報のデータ形式の標準 化、台帳電子化の効果、点検・調査業務と連携し た情報入力・更新手法などを記載しました。まず 台帳システムの導入効果を解説し、管路台帳の電 子化により日常業務や計画策定の中で見込まれる メリットを事業体の方々に理解していただけるよ う工夫しています。またクラウドシステムの活用 を想定した記述を充実させました。現状はオンプ レミス型のシステムが約9割ですが、最近はクラ ウド型の開発も進み、導入事業体も増えています。 後述する共通PFもこのクラウドサービスとして の提供を視野に検討を進めています。 最も大きな変更点は、維持管理情報に関する項 目の追加です。清掃や苦情履歴など日常的なもの から計画的点検、ストックマネジメントに必要な 調査まで含めて項目化しています。 ――マンホール蓋に関してはどういった情報を追 加しましたか。 マンホール蓋については、施設情報項目をVer. 4の5項目から大きく増やし、「マンホール蓋の タイプ」「竣工年度」「耐荷重種別」「占用位置」 など、13項目を明記しました。また維持管理情報 の項目としては「占用位置(歩車道)」「設置基準 適合性」「機能支障(各機能の作動状況)」「性能 劣化(摩耗等)」などを調査情報として記載しまし た。巡視については、路面沈下の状況やマンホー ル蓋のがたつきの有無など、苦情・事故ではがた つき・破損などをそれぞれ挙げています。マンホ ール蓋は今回、施設情報について押さえるべき項 目を大幅に拡充していますので、維持管理情報項 目と併せてご参照いただければ幸いです。 ■「Ver.5」掲載 マンホール蓋に関する維持管理情報項目(同手引きから抜粋して作成) ■「 下水道台帳管理システム標準仕様(案)・ 導入の手引きVer.5」に掲載のマンホール 蓋の施設情報項目(同手引きから抜粋して作成) 情報種別 情報項目の例 巡視 巡視情報 路面沈下、マンホール蓋がたつき等の有無、臭気等 苦情・事故 住民からの苦情や事故情報 受付状況(受付担当員、発生場所、受付内容の区分(下水詰まり、 悪臭、破損、がたつき等))、対応状況(処理状態、処理内容、対 応完了日)、原因、対象場所等 調査 マンホール蓋調査情報 占用位置(歩車道)、設置基準適合性(耐荷重種別等)、機能支障 (各機能の作動状況)、性能劣化(摩耗等)、周辺舗装(穴、クラ ック等) 施設情報項目 主な選択項目 1 タイプ タイプ1、タイプ2…(任意 に名称設定) 2 材質 鋳鉄、ステンレス、鉄筋コン クリート、FRP 3 機能 通常、圧力、飛散防止、投雪 4 支持構造 平受け、緩勾配受け、急勾配 受け 5 口径(呼び径) 300、600、900、1200、1500、 300×300、500×500 6 蓋メーカー名 会社名 7 枚数 ○枚 8 耐荷重種別 T-25、T-20、T-14、T-8 9 占用位置 直線、交差点、カーブ、坂道、 普通自転車専用通行帯 10 竣工年度 ○年度 11 竣工年月日 ○年○月○日 12 転落防止施設 有無 ロック付転落防止装置有、簡 易転落防止網有、無 13 断熱材有無 有、無

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